50歳からの第3のライフステージで保育士デビューしたねずママです。
昨年保育士試験に合格し、この春から私立の保育園で働き始めました。
保育士は福祉業に分類されています。
福祉業界というのは3Kとも言われ、薄給でキツイというイメージが定着しています。
実際、私の勤務する保育園の職員さんに以前の職場はどうだった?と聞くと、やはり残業はザラ、1人の保育士が担当する子どもの人数が多すぎる、休憩が取れないなどで耐えられなくなって転職してきた人がほとんど。
かと言ってうちの園の正職員の待遇を見ていると、無理なシフトやサービス残業も横行しているので、辞めていく人も多くいます。
みなさん、短い期間で辞めて待遇の良い新規の園へ希望を求めて行くことが多いようで、ベテランと呼ばれる人が少なく、20代半ばでも管理職を任されています。
先日もニュースで、とある保育園で男児2人が保育士の元へ同時に走り寄って頭同士をぶつけ、一人が意識不明の重体になる事故が起きたと聞きました。
私も日々、子どもたちの怪我や発熱などの病気を目の当たりにして、ヒヤヒヤしています。
もしも重大事故の当事者になってしまったら、一生の傷になるだろうと覚悟せざるを得ません。
責任だけは重いのに、薄給や酷い労働条件ならば、若い優秀な人はどんどんいなくなるでしょう。
疲弊してやる気のない保育士に誰が自分の子を預けたいと思うでしょうか😔
てか、こんな話もう長いこと言われてるよね⁉️
なぜ未だに改善されないのか…、不思議で仕方ありません。
お国の役人さんたちは保育園に子どもを預けてないの??
厚生労働省が定めている保育士1人あたりが見る子どもの基準数というのがあるんだけど、仮に1人が1歳児6人を見ていたとしても、トイレ行こうとしたら、12人を1人で見る時間が数分ではあるけど普通にありますからね。
事故やトラブルが起こるのは「秒」。
私が常々思っているのは、子どもを育てるには常時大人2人が最低限必要。それは同じ人でなくても、入れ替わりでもいいのかもしれません。
単にお世話するだけではないのです。成長をつぶさに観察する、必要に応じてサポートして、個々の子どもたちの自己肯定感がしっかり育まれていく。
社会とのつながりが希薄になった今、大勢を管理するだけでは子どもにとって圧倒的に"足りない"のです。
社会性が育まれて行くのは子供の中だけではなく、大勢の大人との関わりも必要だと思うのです。
いつになったら大きな変革が起きるのでしょう。
待って文句を言っているだけではダメなんだ、まずは自分が動くんだ、そういう想いで、私は保育士になりました。
いつまでできるかは分からないけど、がむしゃらの毎日が続いています。
朗らかで伸びやかな毎日を♪