子育ての正解は。

50歳にして初めて保育士にチャレンジしたねずママです。

2021年に保育士試験に合格、昨年春から私立保育園で働き始めました。

 

今日は、私の母から聞いて納得の話。

私は、小学校の低学年前まではかなり我が強く、感情も剥き出しで癇癪持ちだったようです。

ガキ大将のように年下の子を引き連れて、近所の家を練り歩きながら傍若無人に遊んでいました😅

ところが思春期になるとすっかり黙り込み、親に隠れてコソコソする子どもに成長しました。

母も初めての子だったし、弟たちも産まれたことで私を育てるのに苦労したようです。

「あんたはお父さんによく似てる」と、これまた癇癪持ちの父親と比べて嘆いていたものです。

 

それを反面教師にした長男の弟は、ひっそりと育ちました。

特に問題を起こす訳でもなく、私の後に隠れて、一人遊びをするような手のかからない子どもでした。

 

そして、私から7つ下にまた弟が産まれました。

この次男がとんでもない甘えん坊で、小学校に上がるまでタオルを握りしめて泣き叫ぶ子どもでした。

これが高学年になると、勉強はしないわ、悪さをするわ次第に学校も休みがちになる問題児になってしまいました😭

 

母は、この次男に10年以上も手を焼き、上二人はほぼノータッチで思春期を過ごすことになります。

 

次男の学校に呼び出されまくった母はよく「こんな子を産むんじゃなかった」、「それに引き換え○○(長男)はあまり育てた記憶がない」とぼやいていたのを覚えています。

 

ところが。

静かだった長男が高校を卒業し、専門学校に行き始めた頃、衝撃の出来事が起きました。

なんと、アルバイト先で知り合った彼女に子どもができたと。

 

家族にとっては青天の霹靂でした。

あのもの静かなお兄ちゃんが⁉️

 

それはそれは母のショックは相当なものでした。

手がかからなかった分、可愛かったのかもしれません😅

 

長男はこの時から筋金入り反抗期になりました。

父にも初めて口ごたえをし、短気な父は激怒。

「出ていけーー💢二度とうちの敷居をまたぐな‼️」と言わせてしまったのです。

 

勘当された長男も相当な頑固者で、そこから数年実家に戻ることはなくなりました。

 

母は何とか事を収めようと長男の家に通い、子育てや家事などを手伝いました。

 

母の仲介が身を結び、数年ぶりに父との関係がゆっくりと雪解けし始めました。

10年くらい経ってようやく実家にも顔を出すようになりましたが、母が何度も何度も電話をかけて、渋々実家に寄る程度です。

 

長男は両親の面倒を見る気もさらさらなさそう。

 

長男にとってもあまり育ててもらった感覚がないのかもしれないなと思いました。

 

それに替わって、あの問題児の次男は結婚して人が変わったように実家に足繁く通い、親の一大事にも一番に駆けつけて、世話を買って出るようになりました。

 

母としては、あれだけ迷惑かけられたんだから当然と言いながらも、今では頼りにしている様子。

 

かくゆう私も、迷惑や心配かけた分、実家にはしょっちゅう帰って、両親の困りごと解決人になっています。

 

先日実家に帰った際、母が「子育てなんて長い人生で見ればプラマイゼロ。結局正解なんてなくて、いい時もあれば悪い時もあるんだわ。」と言っていたのが印象的でした。

 

私の息子たちもまだ16年と13年で、これまで散々悩んだり困ったりもしたけど、今は共に成長して一緒に過ごす時間が心地よくなって来ました。

 

今日の昼間も次男と映画「かがみの孤城」を観に行き、「面白かったね!いい映画観たね!」とキャッキャしながら帰ってきました😃

 

子どもは育てるのは大変だけど、同じだけ喜びも味わえます😊

ほんと、プラマイゼロなんだなぁ。

 

朗らかで伸びやかな毎日を♪