今のところの「保育士」とは。

50歳からの第3のライフステージで保育士デビューしたねずママです。

昨年保育士試験に合格し、この春から私立の保育園で働き始めました。

 

保育士になってそろそろ7ヶ月が過ぎようとしています。

まだまだ日は浅いですが、この業界のことをたくさん知りました。

自分の変わりようのない個性もあらためて実感しました。

 

まずは、とにかく息つく暇もないくらいの分刻みの業務。

季節ごとに変化もしていくので、慣れるまで(まだ慣れてませんが🤣)とても大変だということ。

 

特にルーティンがあると安心する私の性格上、周囲の状況によって「臨機応変」を常に求められるので、最初の数か月はホントにテンパりました😭

ストレスもMAXでかなりキツかったです。

 

保育士試験を受けて保育士になる人は、保育実習を受けられる仕組みがあった方がいいなと思いました。

いきなり現場に入るのは、現場にも迷惑がかかるし、本人にも相当な負担がかかるからです。

 

2つめに、常に体力と気力充分な状態で業務に臨まないといけないこと。

ちょっとでも体調を崩していたら続けられない仕事だと思います。

そういう意味では、疲れを溜めない日々のメンテナンスが大事だし、給料安いけど週5フル勤務にしなくてホント良かったと思っています。

給食も食べられるので、健康体になって来てるなと実感してます😊

 

3つめに、ここもやはりチーム仕事であること。

協力しカバーし合いながら連携することが大事なので、人間関係が業務のスムーズな進行に大きく影響すること。

正直、職員同士のトゲトゲギクシャクしたやりとりを見聞きすることもあります😅

だから私は極力ドライに、深く入り込まないよう、かと言って浮かないよう気を配っています🤣

なぜならあまり親しくしすぎても、互いに甘えが出たり、要求が増えたりするからです。

そういう点では今までの職場経験が役立っているなぁと思います☺️

 

そして、総合的に今実感しているのは、保育士及び保育園が一番に目指しているのは、国の基準に従っていかに大勢の子どもを少ない職員で安全かつ健康的に管理するか、ということ。

毎日最大限の園児数を事故なく、保護者からのクレームなく預かること。

 

しかし、保護者や社会から求められている理想は、一人一人の成長や個性への配慮、アプローチです。

ここに大きなギャップや歪みが生まれているんだなぁと実感しました。

 

国の配置基準や指針は、社会の変化が反映されていない、あくまで最低限の安全管理を目標にしていて、時代錯誤な基準なんだと思います。

 

園や保育士は、園児の生命の安全管理と同時に、社会や保護者から一人一人の成長や個性への配慮、アプローチという高い理想を求められます。

だからオーバーフローを起こし、一番必要である安全管理に穴ができて子どもが亡くなる悲しい事故が頻発する事態になっているんだろうと思います。

 

教育施設の職員のブラック化が叫ばれて久しいですが、より命に関わる事故に直結しやすい保育施設こそ、一番最初に環境改善の手をつけるべき場所ではないかと思えてなりません。

 

まだまだヒヨコの私ですが、志を持って真面目に働いているたくさんの人たちが、日々健康で安心して働ける業界に変わることを切に切に願っています。

 

朗らかで伸びやかな毎日を♪