50歳からの第3のライフステージで保育士デビューしたねずママです。
昨年保育士試験に合格し、この春から私立の保育園で働き始めました。
先日同じクラスの先生に、悪いことをした子への対応を統一した方がいい、と言われました。
うーん、困ったな🤔と正直思いました。
例えば、
お友達のおもちゃを取った取られた、
叩いた、つねった、噛み付いた、
勝手に部屋を出た、
入ってはいけないスペースに入った、
お昼寝時に寝ないで遊ぶ、
などなど、子どもが叱られるシーンは山ほどあります。
その先生曰く、同じことをして叱られたり、叱られなかったりすると、子どもが混乱するから、職員の対応はなるべく均一にすべき、ということなんですね。
確かに言われることは分かります。
要はちゃんと叱ってくださいよ、甘やかさないでくださいよ、ということなんですよね😓
以前から度々このブログでも書いていますが、そうじゃないんだよなぁ。。。
それって本当に叱らなければならないこと?ってことなんです。
叱るんじゃなくて、環境を変えてどうにかならないですかってこと。
しかし、全員先生たちが叱りまくっている中で叱らないでいると、子どもたちはそれをしっかり見抜いて、「ねずママ先生がいいーー」「抱っこ〜」など甘えて来て、次第にワガママも言うようになります。
当然私は理不尽なワガママは聞き入れないのですが、そうすると今度は他の先生のところにワガママを言いに行ってしまう。
他の先生たちも、とにかく円滑に保育を進めたいわけですから、いちいちワガママや勝手を言われても困るわけです。
だから、対応を統一してくださいとなるわけですね。
これはちゃんと先生同士、というか教室内でしっかり擦り合わせをしなければいけないところ。
個性が違うのだから、対応も違って当たり前だと私は思うわけです。
今言って分かる子、後で落ち着いて話した方が伝わる子、言わなくても自分で気づく子、色々なんです。
でもぶっちゃけそんなことをじっくり話している時間はないのです😭
いや、正職員の先生は土曜や早朝、夜間など子どもが少ない時間帯に話し合っているかもしれません。
しかしパート職員はそこには入らないわけですから、統一されている正職員に従ってくれ、ということ。
ああ、これ学校と一緒のことが起こっているのだなと思いました。
いわゆる同調圧力というやつです。
以前勤めていた小学校でも、正規教員の先生と非正規雇用の先生の間で起こる指導や考え方のギャップ。
子どもたちは十人十色で、個性が全く違うのに、なぜ大人側が同じ対応にしなければならないのか。
それは一重に大人側の都合なのではないのか。
子どもが単純にまとまってくれていた方が少ない大人で管理できるから。
エコ贔屓だとか他の大人から言われないから。
日本の障害児分離教育について、世界から批判を受けているとの先日のニュース。
私も小学校の1、2年ではダウン症の子や自閉症の子と同じクラスだったことを覚えていますが、次第に別のクラスができていったように思います。
確かに子どもの頃に多様な子がいる環境を知らなければ、大人になって社会に出たら驚きの連続でしょう。
それに適応できない人が、差別や排除的な考えを持っても不思議ではありません。
会社でも学校でも保育園でも、経済や技術の成長や拡張を目指した日本の管理教育は、グローバル化との歪みがどんどん大きくなっているのかなぁと思いました。
なんだかデカい話になってしまいましたが🤣
朗らかで伸びやかな毎日を♪