命を預かる緊張と不安をいかに軽減するか。

50歳にして無謀にも保育士デビューした、ねずママです♪

 

昨年保育士試験に合格し、この春から私立の保育園で働き始めました。

 

今日は、勤めている保育園でようやく感じ始めたことについて書きます。

 

それは、保育士の方々の異様なまでの疲労困憊ぶりが何故なのかということ。

 

私は15年前初めて息子が産まれた時、

「目を離した隙に息が止まってたらどうしよう」

「一生消えない傷ができたらどうしよう」なんて、

過度な緊張と不安で、涙が止まらないなんてことがありました🥲

 

保育園は他人様の大事なお子を預かる仕事。

 

だから園内には、いつもピンと張り詰めた緊張感や不安が漂っているように感じます。

 

特に若い先生で自分の育児経験がない場合、その緊張感たるやどれほどかと思います。

 

もちろん育児経験があるからと言って、保育士として優秀なわけではありません。

 

かえって過信や慢心や間違った思い込みが、マイナスに働くこともあるかもしれません。

 

でも私の場合は、何年もかけてその緊張感や不安に慣れて、2人目の子の時はようやく気持ちに余裕ができたことを覚えています😊

 

だからあまり考えても仕方ない、悪い予想は自然としなくなりました。

そういう意味で子育て経験があったことは、保育士の仕事に役立ったと言えると思います。

 

ただ、保育園ではそんな慣れる余裕はないのです。

 

新人だろうが、その日取り返しのつかない怪我を負わせてしまえば、賠償問題や裁判沙汰になるだけでなく、関わった職員の一生の心の傷になります。

 

まだ働き始めて間もない私でも感じたことは、もっと環境整備を工夫できないか、そしてちゃんと経費をかけてほしいなぁということ。

 

滑って転んで頭をぶつけたらタンコブで済まないような硬い木の床や、角の尖っている家具、踏んだら転ぶに違いない木のおもちゃ。

 

0歳児でもお友達に噛み付いたり、叩いたり、引っ掻いたりする子もいるので、導線を分けるためのクールダウン部屋の設置や加配保育士の配置など。

 

保育士がひとときも目が離せないような環境にしておけば、保育士はその緊張感でどんどん疲弊し、中には体を壊してしまったり、心に余裕がなくなって、子供や周りの職員にキツく当たってしまったり、最悪突然辞めてしまったりするケースも出てくるでしょう。

 

結局人手不足問題って、まずはこうゆうことから改善していかないと解決しないんじゃないかなぁと思います。

 

それに!

あくまで個人的な意見ですが、

 

毎日の掃除や洗濯、おもちゃ消毒って、免許持った保育士がやらなきゃいけない仕事なの???

 

「保育士の仕事は掃除に始まり掃除に終わる」とどこかで見かけましたが、

それってあまりに前時代的…

正直、「保育士って過酷な主婦業やん!」って思いました。

 

なぜ資格を持たなくてもよい業務は、専門の人材を雇えないのでしょう???

 

ベテラン保育士の方に言わせれば、

「何も知らないくせに」とか「下働きが出来て一人前」とか言われるかもしれません😅

確かにまだ経験もないですから素人同然です。

 

でも保育業界の素人だからこそ、素朴な疑問なのです。

 

若くて真面目で一生懸命な保育士さんたちが毎日疲れ切ってる姿はホントに残念。

何とかならんものかと心底思います!

 

って、世の中にはすでに改善されてる

保育園もたくさんあるのかもしれませんね。

 

少しずつでも今の環境を良い方向に変えていけるように早く一人前になりたい、と思い始めた今日この頃です。

 

朗らかで伸びやかな毎日を♪