50歳からの第3のライフステージで保育士デビューしたねずママです。
昨年保育士試験に合格し、この春から私立の保育園で働き始めました。
現在1歳児のクラスにフリー保育士として勤務しています。
とあるお母さんから担当の保育士に、「うちの子、発達に問題はないでしょうか?家であんなことやこんなことがあって…」との相談があったそうです。
うちの息子たちは、2人とも自閉スペクトラムとADHD両方の診断を受けているのですが、正直乳幼児の時に違和感なんて微塵も感じませんでした😅
小学校に上がって初めての懇談会で、担任から以下のようなことを言われました。
「丸1日ぼーっとしています」
「先生の出す指示が聞けません」
「放課もお友達と遊ぼうとせず、運動場を徘徊しています」などなど
それまで、長男とは普通にやりとりもできていたし、さほど困ったこともなかったので、頭を殴られたような衝撃でした。
ただ今思い返してみると、当時の私は仕事や家庭のことでいっぱいいっぱいになっていて、次男も生まれ手のかかる時期だったので、正直長男のことは全部段取りを組んで私が先取りしてやってしまっていました。
ちゃんと見ていてやれなかった上に、自分の段取りがうまくいかないと、長男を叱ってばかりいました。
それに、実はうちの父もなかなかクセの強い人間なので、困った行動はやり過ごす術が自然と身に付いていたのかもしれません。
今となっては、自分の子育てには反省と後悔がほとんどです。
長男は小学校でトラブルが続き、担任から医療機関に相談されてはどうか、と言われたことで、当時は渋々動き始めたと思います。
最初に学校から紹介された医療機関では、「それほど問題ではないようだから様子を見ては?」と言われたこともあり、やはり単に担任が対応してくれないだけじゃないか、と憤慨していました。
しかし、毎晩たった1ページのドリルを2時間も3時間怒ってクタクタになりながらやる日が続き、これはちょっとおかしいぞと思うようになりました。
そして、自分で別の医療機関を探してようやく診断がつき、そこから私の人生が変わっていったのです。
ひょっとすると乳幼児期から見る人が見れば特性は出ていたかもしれません。
でも保育園では特性が受容され、集団に属していなくても成績がつくわけではないので問題にはなりづらいのだと思います。
私のように小学校に入って初めて問題が発覚する方は多いのかもしれません。
学校生活に何とかついていけて見逃されてしまうと、後々大人になって大きな問題で苦しむ方もいます。
だから自己認知の前に出来るだけ本人の困り感を見つけて、対処法を親子で見つけていくことが、二次障害(不登校や引きこもり、さまざまな依存症など)を予防する手段なんだと学びました。
もしも自分のお子さんに???の困り行動があって、自分だけでなく周りの保育者も同じ???を感じたなら、一度発達専門外来などの専門機関に相談されることをお勧めします。
困った特性も、見方を変えればすごい能力や長所になることもありますから😉
また、「困った」と感じる側に自分がストレス環境下にいないかも振り返ってみるといいと思います。
とにかく自分一人で抱え込まないこと。
これがとても大切。
色んな人に気持ちを聞いてもらって、情報を調べて、信頼できる相談機関をみつけること。
自分や子どもが安心して属せる居場所を見つけること。
これが出来たからこそ、今の私があります☺️
将来は、発達のことで悩む親子が少しでも減るような活動ができたらなと思っています。
朗らかで伸びやかな毎日を♪