中学3年生の起こした通り魔事件について思うこと。

50歳からの第3のライフステージで保育士デビューしたねずママです。

昨年保育士試験に合格し、この春から私立の保育園で働き始めました。

 

ここ最近中学生が殺人事件を起こすニュースが度々起こっていて、私も息子が中学生ということもあり、とても心がザワザワします。

 

思春期で受験生。

ただでさえ体の変化でストレスやイライラが募るのに、受験というプレッシャーと闘わなければなりません。

 

今回の事件は、定かではありませんが、犯人とされる中学生の親が受験のことや不登校のことをきつく叱ったというような報道もありました。

それが仮に本当だったとしても、キッカケに過ぎず、そんな単純な話ではないのでしょう。

 

恐らく幼い頃から、自分が無条件に愛されて価値のある人間だとは思えないような人生だったのかもしれません。

 

自分には価値がない、自信がない、何をやってもうまくいかない、生きていてもしょうがないという傷つけられる経験ばかりを積んでしまうと、自分や他人を傷つけることが平気になってしまう人もいいるのです。

 

大人はよく子どもに「人の役に立てる立派な人間になりなさい」と教えようとします。

 

立派になるにはたくさん勉強しなさい、いい学校に行きなさい、いい会社に入りなさい…

 

大人が自分の常識内に子どもがいないと不安だから、ついつい子どもに対して固定観念を植え付けがちです。

 

でも今の子どもたちは、簡単に世の中の情報に触れられるので、いい学校、いい会社に入ったからと言って必ずしも自分に合っているわけでも、幸せになれるわけでもないと知っています。

 

だから夢や目標を持ちづらく、周りからの無意味なプレッシャーにジレンマを抱えながら悩む子どもたちも多いのかもしれません。

 

私は、幼少期からの子育てでまず大事なのは、自分には無条件に愛してくれる人がいて、困ったときに助けてくれる人がいるということをしっかり体や脳に浸透させることかなと思っています。

 

大きくなってからの常識やルールを無理に教えようとする前に、「この人は私の味方」「この人の言うことは聞いてもいい」そして単純にこの人好き❗️と思ってもらえるような関係を築くことが小さなうちから大切と思っています。

 

そうすればきっと伝えたいことを聞いてくれる、そう思います。

 

朗らかで伸びやかな毎日を♪