何度も言っても伝わらない時は。

50歳からの第3のライフステージで保育士デビューしたねずママです。

昨年保育士試験に合格し、この春から私立の保育園で働き始めました。

 

子どもに「何回言ったら分かるの❗️」と言い続けている親や先生がいます。

かつて私も言いまくっていました💦

 

でも、正面から2回言っても伝わらない時は、口頭で伝えることをさっさとやめた方がいいです。

 

おそらく100回言っても伝わらないと思います。

 

その子は、何か他に気になっていることがあるかもしれません。

 

あるいは、耳からの情報を取りづらく、目から見た方が理解しやすいかもしれません。

 

聞いてくれないからと言って、大人がそれにこだわると、言い方がだんだん強くなっていきます。

捻れて攻撃的な言い方に変わっていくのです。

 

「何回言ったらわかるの💢」

「何度も言わせないで💢💢」

「私を困らせようとしてるんでしょ💢💢💢」

「バカじゃないの💢💢💢💢」

 

大人は使えるだけの語彙をありったけぶつけてしまうことになります。

相手が大人だったら絶対言わないような言葉も、弱い子どもには出してしまう、理性の飛んでしまう大人のいかに多いことか。

 

そんな大人の強くキツい言葉を浴びせられ続けた子どもは、いずれ「自分はダメな子だ、できない子だ」「誰も自分をわかってくれない」というような哀しく寂しい思いを積み重ねることになるでしょう。

 

大人側が自分のやり方にこだわらない、楽をしようとしない、そして、ちゃんと子どもの反応を観察することが大切かなと思います。

 

それがひいては大人自身の心を守ることにもなるからです。

 

朗らかで伸びやかな毎日を♪