50歳にして初めて保育士にチャレンジしたねずママです。
2021年に保育士試験に合格、翌年春から私立保育園で働き始めました。
先日、母と母の友人の三人でランチをしました。
友人「うちの孫、短大で幼稚園の先生の免許を取るらしいのよ。今、不適切保育の事件で、子どもを叱ることもできないんですって」
母「叱らなかったら言うこと聞かない子ばかりになっちゃってめちゃくちゃになるわよ。
昔は怖い先生がいて、ゲンコツくらって、物事の良し悪しを覚えたんだから」
友人「今そんなことしたら、すぐに親が怒鳴り込んできて大変な問題になるわよ」
母「でも、怖い存在があるからこそ自制心が芽生えたり、悪い道に外れないようになるんじゃない?
今は叱られてないからみんな自分勝手になって、働かない子とか結婚しない子とかばっかりになっちゃうのよ。
日本の未来どうなっちゃうのかしらね」
これ、おもに70代以上の方たちの間にあるあるの会話のように私は思います😅
その親たちに育てられた40-50代の私でさえ、「人は叱られて成長するんだ」という幻想を持つ同世代にたくさん出会いました。
40代以上と言ったら、日本の人口のかなりの部分を占めていて、完全に日本社会を動かしている層です。
こんな風に「大人は偉くて経験を積んでいるのだから、未熟な子どもは大人の言う通り、たとえ叱られても文句言わずに従うべき」
「その時嫌な思いをしても、我慢すれば成功したり良い大人になれる」
なんて社会通念が蔓延ってるなら、
そりゃあ少子化なんて止まりようがないし、不登校や引きこもりも増えるし、拗らせて凄惨な事件を起こしてしまったりする人も出てくるよなぁ…と思います。
何より優秀で健全な子は、どんどん海外へと飛び立ってしまうでしょう。
母たちの会話を聞きながら、私のやろうとしている保育はまだまだ少数派で、道のりが険しく遠いなぁとため息がでました😮💨
叱り続けることにはほとんど意味がない、むしろ弊害が大きいなんて言っても全く通じない人が山ほどいて、その人たちが孫の面倒を見ながら今回のように何気ない日常会話を通じて悪気なく子どもに刷り込んでいく。
それが今は虐待になり得るということも知らずに。
これじゃあ若い人の中に不適切保育や不適切指導という名の虐待をする人がいても不思議じゃないはずだな。
これは一筋縄ではいかないぞ…😣
それでも。
朗らかで伸びやかな毎日を♪