保育観や生育歴のぶつかり合い。

50歳にして初めて保育士にチャレンジしたねずママです。

2021年に保育士試験に合格、翌年春から私立保育園で働き始めました。

 

最近、休憩中に職員同士の会話が耳に入る余裕が出来てきました🤣

ホントはあんまり聞きたくないけど😭

 

「〇〇先生は子どもを構いすぎ。あれじゃ子どもが甘えて成長できなくなっちゃう」

「すぐ抱っこしたりさぁ」

「話を延々聴いてて、時間の無駄だって」

「しわ寄せがこっちに来るんだから勘弁だよ」💢💢

 

保育は「チーム仕事」。

それが根幹にあるから、チームの輪や業務進行を妨げる人を攻撃したり排除しようとしたりする人が現れます。

 

日本は昔から、集団を強くしたり仕事を早く効率的に進めるために、そこに適応しない人を容赦なく排除するのが文化としてあるように思います。

 

適応しない人を適応できるように教育したり指導したりするのは、膨大な労力と時間がかかるためです。

 

しかし、それが学校、会社、社会においていじめが生じる構造になっているんじゃないかなぁと思います。

 

最近気づいたのは、保育という業界は、保育に対する考え方ややり方、それまでの育ち方が個々に違って、小中学校のように決まったカリキュラムが細かくあるわけではないので、保育士同士の意見ややり方のズレや食い違いが生じやすいなぁということ。

子どもの成長ポイントをどこと見るかも人によって違うから、支援のタイミングや方法の意見がぶつかることも多いのです。

 

それぞれに自分なりの正義があって、中には「子供のため」という大義名分で自分の欲求を満たしたり感情を発散させる人がいたりするからなお厄介。

 

ベテランで声の大きい強いタイプの人が上に立ち、自分の考えだけで場を支配している園も少なくないと聞きます。

そりゃあ若かったり経験の浅い人は黙って従うか、辞めるかしかなくなってしまいます。

 

保育業界の人間関係の難しさや離職率の高さはこういうことから来るのかとようやくわかって来た今日この頃です🤣

 

ぶつかり合うのではなく、風通し良く話し合って擦り合わせること。

排除するのではなく、違いを認めてそれぞれの得意な分野で人を活かすこと。

 

それってそんなに理想論かなぁ?

 

それができた保育園は、子どもたちが心身ともに健康に成長するし、事故など起こらないし、ましてや人も辞めていかないでしょ。

 

人を育てるって本当に素晴らしい仕事だと、日々逞しく、驚くべき成長を見せてくれる子どもたちから感じています☺️

 

朗らかで伸びやかな毎日を♪